青梅釜の淵公園でキャンプをした翌日、奥多摩むかし道にハイキングへ行ってきました。土曜の夜、釜の淵公園で一泊した後、日曜早朝から奥多摩方面に向かいます。
青梅の釜の淵公園を拠点にすると、早朝の奥多摩への移動も楽です。ULキャンプ装備だからこそ楽しめるアクティビティだと思います。
キャンプ+ゆるハイキングのすすめ第5弾。行ってみましょう!




東青梅駅から釜の淵公園経由青梅駅への地図
今回のルートはこんな感じです。
翌朝、奥多摩駅へ向かうための青梅駅への移動も含めると、トータル2.9kmの44分だそうです。釜の淵公園へは、青梅駅から行くのが一番近道ですが、途中買い出しをする場所がセブンイレブンぐらいしかないので、スーパーに立ち寄れる東青梅駅から向かいます。
東青梅駅から釜の淵公園までは、スーパーマルフジ千ヶ瀬店経由で、2.1km、徒歩30分といったところです。
東青梅駅から釜の淵公園まで向かう
土曜日16時過ぎ、東青梅駅に到着。そうです私が青梅の街をぶらつく不審者です。不審者に間違われないような格好は大事ですね。
この日の荷物の総重量は約7.5kgほどでした。私は身長175cm、体重70kg、普段オフィスワークでほとんど運動しない男性ですが、ザックの総重量が7kgを切り6kgを少し超えるぐらいになると、体感的に軽快になったと感じます。
そして、8kgを超えてくると、持ち運ぶのにちょっと気合いを入れていくか、「どっこいしょ」ぐらいの感覚になります(当然個人差があります)。
モスバーガーの誘惑に惑わされないように、のんびり歩きます。
町中華。途中にあった中華料理屋も潰れちゃってるみたいです。一度行ってみたかった。
青梅総合高等学校の裏にある階段を下ると
スーパーマルフジ千ヶ瀬店に到着しました。ここで買い出し。
マルフジは、奥多摩方面の登山、氷川&川井キャンプ場、バイクツーリングなど奥多摩アクティビティの拠点にしています。近くにはセリアやドラッグストアもあるので、便利です。
奥多摩ツーリングの前や後など、マクドで軽くひと息もつけます。座席が少ないのは致し方ないです。
また、ここのマルフジはクレカのタッチ決済が使えません。
買い出しを終えた後、しばらく千ヶ瀬バイパスを道沿いに歩きます。道をそれて民家にしばらく入った後、鮎美橋に到着しました。
この日の到着はそろそろ日が暮れ始めるタイミングでした。
釜の淵公園でテント設営
ちょうど良さそうな場所を見つけました。ゴミの不法投棄があって悲しくなります。
今回はグランドシートに自作の農ポリを試してみました。
今回はニーモタニオズモ2Pという自立型の登山向けテントにしました。
ニーモタニオズモ2Pのスペックは重量1.24kgと、ダブルウォールながら軽く気に入っています。
設営方法や特徴や気になるところはこちらにアップしています。

ニーモタニオズモ2Pの室内はこんな感じです。広い!
今回はR値4.5ながら370gで軽量のエアマット、Rab Ultrasphere 4.5を試してみました。
人気だそうで、2025年9月入荷予定とのこと。
空気入れはFLEXTAILGEAR ZERO PUMPという軽量の空気入れを使っています。
電池込みで約49g。小さく軽い!
この時は、4月中旬で青梅の夜はまだ寒いかも、と思い、山と道のミニマリストパッドも敷いています。寒さは特になくても問題なさそうです。
Rab Ultrasphere 4.5が滑って身体が落ちるかもと思っていましたが、ミニマリストパッドがちょうどいい具合にグリップして、翌朝落ちることはありませんでした。
調理と焚き火
テントと離れた場所で焚き火&調理をするキャンプギアを並べます。
釜の淵公園の唯一の弱点(?)は、対岸側に民家が見えること!
おそらくこちらの様子は丸見えだと思います。
テーブルはチタン製など色々ありますが、UL装備でテーブルごときにお金をかけるのもどうか?と思い、プラダンテーブルで一応満足することにしています。70g
Tokyo Camp × OPTION エアライトテーブル
この日は焼肉バーベキュー用に、最近お気に入りの尾上製作所のミニかまどを使ってみました。

野営地の焚き火に欠かせない小型ノコギリ
以前は釜の淵公園近くのコンビニでも薪を販売していたそうですが、ネットの噂によるとマナーの悪さでやめてしまったそうです。なので、薪は近くで買えないと思います。
薪を買えない場合は、その辺に落ちてる枯れ枝などで焚き火をしています。
枝をカットするのに便利なのは小型のノコギリ。
高儀(Takagi) シャークソー 愉し火 焚き火鋸 125mm。そこそこ軽い。

焚き火の腕を磨こうと、最近は火おこし器を使わずに炭に火をつける練習をしています。
焚き付けの薪は持参した方がいい
保険も兼ねて、自宅から焚き付け用の針葉樹の薪を何本か持ってくると、うまく焚き火ができることに最近気がつきました。
木の枝が落ちていない場合は、焚き付け用の薪だけで焚き火をした気分にします。
いい雰囲気で焚き火して悦に浸ってますが、やはり対岸のマンションの光が気になります。。。
青梅釜の淵公園の設備
釜の淵公園の西、柳淵橋側には自販機もあります。
立派なトイレもあります。
が!何度来てもやはり暗い!
亀の井ホテル 青梅も見えますが、街灯も何にもないので、ここで野営をやるのは流石に怖いよなー、といつも思います。
ピラミッドパワー!?キャンプは自由!
釜の淵公園で翌朝を迎える
この日は曇りでした。
釜の淵公園を流れる川は多摩川。
名前の通り「釜の淵」なので、場所によっては流れが急。夏に水遊びする場所には注意が必要なんだろうな、と思いました。
昨夜、真っ暗だった柳淵橋方面。
朝食は軽めに済ませます。
撤収のめんどくささを考えると、私は朝焚き火しない派です。
撤収&青梅駅へ移動
翌朝の雰囲気
撤収完了。
青梅駅へ向かう道途中、民家を通り坂を少し登るのですが、桜がまだ見れました。
青梅駅から奥多摩駅へ向かいます。
奥多摩むかし道
奥多摩むかし道の全貌です。奥多摩むかし道はJR奥多摩駅から旧青梅街道をたどるハイキングコースで、片道10kmぐらいの距離で、片道4時間ぐらいかかります。
旧青梅街道と呼ばれていた道だそうで、小菅から大菩薩峠を超えて甲府に至る甲州裏街道の近道だったとのこと(公式サイトより情報引用)。
公式サイトによると、むかし道だけでなくいろんなコースがあるそうです。
- ふれあい森林浴コース
- 見はらしの丘
- 大多摩ウォーキングトレイル
- 奥多摩むかしみち
- 奥多摩湖いこいの路
一泊して朝から活動できて時間もあるし、せっかく奥多摩までやってきたので、今回は一番長いコースを選択。
地図はこちら(奥多摩観光協会HPより)
ゆるいハイキングでも熊は出る
TOKYOくまっぷによると、熊は奥多摩むかし道にも普通に出るそうです。

ルートに熊の巣があるとかないとか、だそうなので、やはり熊鈴は必要かと思います。
今回は、奥多摩駅からバスで奥多摩湖まで行き、奥多摩湖バス停を降ります。
その後、奥多摩 水と緑のふれあい館でトイレや自販機で飲み物を買ったり済ませてからハイキング開始。
奥多摩むかし道は、奥多摩の登山にありがちな急登も特になく、豊かな自然を眺めながらのんびり散策できます。
軽い山道を歩いたり、アスファルトの道や民家の横を通るなど、初心者でも安心できると思います。
奥多摩むかし道は迷いやすい?
奥多摩むかし道は初心者でも余裕、かと思いきや、まあまあ迷いやすい。
公式サイトにある地図によると「迷」と書かれた場所が6箇所もあります。
また、トレランで行方不明や、亡くなった方もいらっしゃるので、見通しのいい明るい時間帯に楽しみたいです。
赤ぼっこハイキングの時と同じく、今回も奥多摩マスターの登山先輩に来てもらいました。
むかし道は民家があるし観光気分のハイキングだし適当に道なりに歩いていけば楽勝〜♪と思っていたのですが、そうでもなかったです。
途中、民家のある場所でも迷いました。看板などでルートは整備されてはいるのですが、それでも迷いました。
ちなみに、この道所橋を渡るルートは間違いでした。登山によくある目印が付いているので、こちらかと思ったのですが、それは林業や現地で生活する人のための目印で、登山ルートと勘違いしやすいです。
奥多摩むかし道は休憩する場所があまりないかも
ベンチ有は4箇所。マップには書かれていても、ベンチはトイレ近くの虫歯地蔵の1箇所を除いてお粗末なものだったので、あまり期待できないです。
途中、民家の方が草餅を販売してくれていて、美味しくいただきました。
この日は曇りでした。あまり暑くならなくてよかったかもしれません。
奥多摩むかし道に最適な季節
今回は4月に行ったのですが、寒くなる直前の晩秋、紅葉の季節もいい景色だろうと思います。
青梅釜の淵公園でキャンプから奥多摩むかし道ハイキングまとめ
青梅の釜の淵公園でキャンプ泊した後、奥多摩むかし道でハイキングしてみました。
今回は土曜の夕方から日曜の夕方にかけて活動しましたが、都心から離れたちょっとした小旅行気分もあり、満足度は高かったです。
奥多摩には氷川、川井といった有名なキャンプ場もありますが、青梅の釜の淵公園を利用するのはいかがでしょうか。
しかし、釜の淵公園の近くには住宅があり住民の方も多く住まれているので、音やゴミなどキャンパーとしてのマナーには本気で気をつけたいところです。
これからも軽量UL装備だからできる「徒歩キャンプ+ハイキング」をいろんなところでチャレンジしていきたいと思います。
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