快速旅団ウエストレストのレビューです。ULには軽さも大事ですが、キャンプ用椅子にどんな機能を求めるのか検証しています。
快速旅団ウエストレストのほか、ヘリノックスグラウンドチェアとキャプテンスタッググラシアフィールド座椅子と比較しています。
私のキャンプスタイルと椅子の変化
私のキャンプスタイルはここ2年間ほど、徒歩・バイクキャンプの場合、地べたスタイルに落ち着いています。
バイク・徒歩キャンプの場合、キャプテンスタッグのグラシアフィールド座椅子がメイン。
友達とのキャンプや、ちょっとしたデイキャンプでは、ヘリノックスのグラウンドチェアを使っています。


地べたスタイルに行き着くまで。椅子の高さがいらない。
ソロキャンプの場合、主に過ごすのは焚き火の前でして、座っていると、薪を動かしたり、調理をするので、椅子の高さが気になってきます。
以前はヘリノックスの最軽量の椅子、チェアゼロを使っていました。

しかし、高さが気になって、ヘリノックスチェアゼロをやめてグラウンドチェアに変更しています。

それでも椅子の高さと可動性が気になり、結局キャプテンスタッグのグラシアフィールド座椅子に辿り着きました。

座椅子だけでは底が薄く、お尻が痛いので、サーマレストのマットを敷いています。
マットを折りたたんで椅子にする技?
スリーピングマットを折りたたんで、椅子代わりにするテクニックもあります。
持ち込むギヤが減らせて画期的!と思って、真似していたのですが、あぐらをかいた状態で3-4時間の長時間焚き火の前にいると、腰が痛くなり、しんどい。
人によって向き不向きがあると思いますが、私には合いませんでした。
ソロキャンプで椅子に求める機能は?
焚き火台の前に座り込んだ状態で長時間の作業をするソロ・バイク・UL・徒歩キャンプでは、どうも普通?のキャンプとは少し違ってくるようです。
ソロキャンプの椅子に求める機能は、まとめてみると
・腰を支える
・お尻を支える
・快適に作業できる
・腕を支える
・軽くコンパクト
・見た目がカッコいい
か?と思います。座り込んで長時間作業をする目線から、どの機能の優先順位が高く、どの機能を削ぎ落とすか?でいくと、
私の場合、長時間の作業に耐えられるように「腰を支える」機能の優先順位が高いようです。
徒歩キャンプ用に座椅子をもっと軽く
というわけで、腰を支える用途に振り切った座椅子を愛用していたのですが、キャプテンスタッグのグラシアフィールド座椅子、軽そうに見えてまあまあ重く、実は560gもあります。
重さのほとんどは、背中を支えるパイプだと思いますが。
お尻を支える機能はサーマレストのマットに振り分けるとして、背もたれができて、座椅子より軽い椅子を探していたところ、「快速旅団」というガレージブランド?のウエストレストという椅子を見つけました。
FR-chair carbon field / チェアカーボンフィールドも気になるが・・・。
他の候補として、軽量の座椅子は、フィールドレコードのFR-chair carbon field / チェアカーボンフィールドというUL向け座椅子もあり、重量は270gと軽量です。
ですが、体を支えるポールの本数が1本しかなく、安定していないような。しかも小さそうで、座り心地はどうなのか。
そして少々お高め。
持っている方いらっしゃったら教えてください。
(こちらはハイチェアです)
快速旅団ウエストレストとヘリノックスグラウンドチェアとキャプテンスタッググラシアフィールド座椅子を比較
3つ並べるとこんな感じです。
正面
バラした状態がこんな感じ
3つの椅子を組み立ててみる
ウエストレストの組み立て方は、2本のアルミポールを交差させて、後ろの穴に通し、ポールを交差させるだけです。
これで完成。
サーマレストのマットを乗せて、ウエストレストを立てらせている状態ですが、2本のポールだけで支えているので、座らないと倒れてしまいます。
キャプテンスタッグのグラシアフィールド座椅子の場合、支えになるポールをプラスチックのパーツに差し込むので、椅子を立てらせた状態で安定しています。
後からの様子。
ヘリノックスのグラウンドチェアは、組み立てたポールを、座面マットの先端に引っ掛けるように取り付けます。
組み立てはまあまあ固いので、ストレスにはなりますが、その分しっかりしています。
3つの椅子に座ってみる
座ってみた状態がこんな感じです。
快速旅団ウエストレスト
実は、体で踏ん張って、無理矢理まっすぐ立てらせた状態を作っています。
なので、グランドシートの中にだんだん埋もれてしまいました。
安定しないです。
キャプテンスタッグの座椅子の場合、体で無理やり支えなくても、後ろを左右2本のポールで支えているので、安定しています。
ヘリノックスのグラウンドチェアは、お尻ごとしっかり支えてくれています。
ウエストレストはとても軽量コンパクトですが、さすがに長時間腰を支える用途には向かなさそうです。
公式サイトによると
「ゆったりくつろぐチェア」というよりも「一時的に腰を預けるスツール」といった使い方です。
とあるので、ウエストレストは、バイク移動の合間など5-10分程度の利用想定なのでしょう。
キャンプには不向きかと思います。
サーマレストのマットと合わせて、登山のちょっとした休憩には向いていそうな予感はします。
快速旅団ウエストレストのスペック
快速旅団ウエストレストのスペックは
収納時のサイズ:32cm 4cm 3cm
重量:95g
耐荷重:90kg見当
フレーム:アルミ/座面シート:ナイロンオックス
といったところです。
これぐらいコンパクトになります。
3種類の椅子を試してみて。まとめ
快速旅団ウエストレストは、私が求めているような椅子の機能には少し足りない感じでした。
結局、徒歩キャンプ・バイクキャンプはキャプテンスタッグのグラシアフィールド座椅子、複数人のキャンプ・デイキャンプはヘリノックスのグラウンドチェアででまとまっているのですが、もっとUL向きの軽くていい椅子がないか、まだまだ探していこうと思います。
キャプテンスタッグ座椅子のポールが軽量化されれば一番よさそうですが。
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