- ペグの世界にカーボン製 カラッドステークCARAD STAKEが登場
- CARAD STAKE 樹脂(CFRTP)?カーボンペグの特徴?
- CARAD STAKE カラッドステーク ペグの素材、CFRTPとは?
- カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEとユニフレームジュラパワーペグのスペック比較
- ペグは増えると重い
- カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEとユニフレームジュラパワーペグの使い勝手比較
- カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEとユニフレームジュラパワーペグのガイロープの固定具合
- カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEとユニフレームジュラパワーペグを抜いてみる
- カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEは泥が落ちにくい
- カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEの先端は丸い
- 信州吉野電機はペグ以外にもゴルフのピンも作っている
- カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEまとめ
ペグの世界にカーボン製 カラッドステークCARAD STAKEが登場
カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEとユニフレームジュラパワーペグの比較レビューです。
とにかく軽いペグを使いたくて、ソリッドステークなどの鍛造ペグから中華チタンペグときて、軽量ジュラルミン製、ユニフレームのジュラパワーペグで安定していたのですが、カーボン・炭素繊維(Carbon-Fiber)製のペグが登場したということで、試してみました。
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CARAD STAKE 樹脂(CFRTP)?カーボンペグの特徴?
カラッドステークCARAD STAKEは炭素繊維強化プラスチック製ペグです。
最初「プラスチック」と聞いて、ペグとして大丈夫なのか?と最初は思ったのですが、高強度とのこと。
強度UPの理由は、信州吉野電機株式会社独自技術の”繊維直接投入射出成形法”で、長い繊維をそのまま成形機に入れて混ぜることにより、製品の中の繊維が長く残り、強度UPを図っているとのこと。
(引用:信州吉野電機HPより)
いまいちよくわかりませんが、通常よりも長い繊維が混ざっていて、繊維が細かくちぎれることなく長く残った状態で成型されているので丈夫で強い、ということでしょうか。
CARAD STAKE カラッドステーク ペグの素材、CFRTPとは?
CFRTPとは、熱可塑性樹脂(高温の熱で溶ける樹脂)を母材に使用し、その母材を炭素繊維(CF)で強化した炭素繊維強化樹脂(炭素繊維強化プラスチック)だそうです。
CFRTPは宇宙航空体や飛行機・自動車のエンジン部分や小型ドローンのボディーやプロペラ部分に採用されているとのこと。つまり、頑丈ながら軽量にしなくてはいけないような製品に主に使われている、ということでしょう。
カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEとユニフレームジュラパワーペグのスペック比較
カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEとユニフレームジュラパワーペグの仕様を比較してみます。
CARAD STAKE カラッドステークは長さが23cm、重さが22.5gです。一方、ユニフレームのジュラパワーペグは二種類あり、ジュラパワーペグ250は長さが25cm、重さが39g。ジュラパワーペグ200は長さが20cmで重さは17gです。
ちなみに中華チタンペグ、SOMMY Soomloom ペグは長さ24cmで重さは60gでした。
それぞれ長さがまちまちなので、1cm単位で比較してみると、
1cmあたりの重さは
ジュラパワーペグ250 1.56g
CARAD STAKE カラッドステーク 1.022g
中華チタンペグ 2.5g
各ペグの太さの違いもあるかもしれませんが、1cmあたりの重さでは、ジュラパワーペグ200が最軽量でした。
CARAD STAKE カラッドステークも太さを考えると決して悪くはありません。
ペグは増えると重い
テントやタープ設営に必要なペグは、10本20本とまとめて持ち運ぶと思うのですが、軽いとされてきたチタンペグも、複数まとめると結構な重さになります。
ソロ向けテント用として、仮に12本持ち運ぶとした場合、
ジュラパワーペグ250 468g
CARAD STAKE カラッドステーク 270g
中華チタンペグ 720g
になります。
私は、ジュラパワーペグ200だけだと長さが心もとないので、ジュラパワーペグの250も数本合わせて持ち歩いています。
CARAD STAKE カラッドステークの270gは、ペグの長さと重量のバランス的に優秀ではないでしょうか。
カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEとユニフレームジュラパワーペグの使い勝手比較
カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEの梱包は真空のビニールでパッキングされていました。
持った感じは、太いプラスチックの棒そのまんまです。
メーカーは、極軽量&高強度と謳っていますが、金属でない物質をハンマーで打ち付けるのは、ポキッといかないか少々勇気が入りました。
最初はすぐ割れないか心配でしたが、そんなことはなく、ザクザクと強めに打ち込めました。
玉川キャンプ村の硬い砂利でも余裕です。
ハンマーで叩くと、カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEは、打ち込む点が定まっているので、真っ直ぐ打ち込めました。ジュラパワーペグのように、強めに打ち込んで、途中岩に当たってもキーンという金属音がしないのがいい点だと思います。
カラッドステークCARAD STAKEは固定力と打ち込み時の回転防止を意図して、六角形状に作られています。
平面部で地面との接触面積が増えて、十分な固定力を発揮するとのこと。
一方、ユニフレーム ジュラパワーペグの場合、打ち込む面が広いので、「芯」を捉えるような打ち方が少し難しかったりします。
ユニフレーム ジュラパワーペグは超堅い地面の場合、打ちどころによっては、ハンマーの力が伝わらず「ボヨーン」となることがあります。
岩が多い、ペグを打ち込むには硬すぎるようなキャンプ場では、カーボンペグもジュラパワーペグも無理に打ち込まず、岩を避けるような場所を細かく探っていくのがいいのではと思います。
あえて岩を砕きたい場合は、ソリステなどの鍛造ペグが良いかと思うのですが、岩が大きいと、抜けなくなるかもしれません。
ちなみに、府中の某BBQ場(「実験場」とも言う)では、岩に打ち付けられて抜けなくなった私のジュラパワーペグ250が眠っていると思います(笑)。
カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEとユニフレームジュラパワーペグのガイロープの固定具合
カラッドステークCARAD STAKEは曲がっている部分の空きが少ないので、強風が吹いてもガイロープが比較的回りにくい構造になっていると思います。
一方、ジュラパワーペグの方は、曲がっている部分の空きが広いので、回転する可能性はあります。しかし、ガイロープを強く張ればそこまで気にする必要はないかと思います。ガイロープがたるんだ場合は抜けやすいかもしれません。
カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEとユニフレームジュラパワーペグを抜いてみる
カラッドステークCARAD STAKEの場合、ハンマーの先を六角形の穴に差し込めばいいので、一発で抜けます。ユニフレームジュラパワーペグの場合、空きが広いので、力が伝わりにくいかもしれません。
カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEは泥が落ちにくい
ユニフレームジュラパワーペグと比較して、カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEはペグについた泥が落ちにくいかもしれません。
こんな感じ
ペグの汚れがひどい時は、ウェットティッシュで拭き取りますが、カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEはプラスチックなので錆びる心配もなく、まとめて水洗いできます。
ただ、錆びない点はジュラパワーペグやチタンペグも同じかと思います。
カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEの先端は丸い
カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEの先端は過度に尖っていないので、ケガなど他のペグよりも取り扱いはいいかもしれません。
しかし、打ち込む地面や回数によっては、先端が削れやすくなる恐れがあります。
先端が欠けた場合は、紙やすり等で削って先端を尖らせるといい、とMt.sumiのページに書いてありました。
しばらく使ってみないとなんとも言えないです。
そもそも、カーボンペグやジュラパワーペグが脆いのではなく、最初から硬すぎる場所に打ち込まないのが賢明だと思います。
信州吉野電機はペグ以外にもゴルフのピンも作っている
カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEを提供している信州吉野電機は、プラスチック部品の専門企業だそうです。
1980年長野県塩尻市に創業以来、エンジニアリングプラスチックと精密プレスの開発・生産を行っている会社で、ペグはクラウドファンディングで初めてのプロジェクトとのこと。
ペグ以外にもグリーンフォークとゴルフティーを合体させた「シンシナティー」と言うゴルフ用品も作っているそうです。ECサイトで購入できるみたいです。
カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEまとめ
カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEとユニフレームジュラパワーペグを比較してみましたが、徒歩・バイクキャンプに軽さは正義!と言うことで、カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEはオススメできるんじゃないでしょうか。
軽さだけでなく、ペグ自体の性能も細かい配慮があって、好感が持てると思います。
しかし、決してジュラパワーペグが悪いとも思いません。ジュラルミン製なので、鍛造ペグやチタンペグと比べても十分軽く使いやすいです。
カーボンペグ カラッドステークCARAD STAKEの耐久性は、何年かしばらく使ってみないとまだわかりませんが、またどこかでレビューしたいと思います。
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